2018年05月06日

『梶岡牛』にかけた想いを少し。

久々のブログ更新になってしまいました。

 梶岡牧場としては『衝撃的な出来事』を切っ掛けにスタートした黒毛和牛の『繁殖〜肥育〜レストラン』までの一気通貫の梶岡牧場スタイル。

 衝撃的な出来事とは、、、2011年8月1日、安愚楽牧場の倒産でした。。。
この出来事は、我々預託農家にとって『謂われ無き誹謗中傷』も含め、経営的にも計り知れない苦しみも味わいましたが...
ただ誤解を怖れずに書きますと、普通に生活していれば決して味わえないような『盛り沢山の人生勉強』、そして今でも支えて下さってる方々の温かさを痛感出来てること、そしてこの出来事が『ある意味、背中を押してくれたこと』への感謝をしております。

 さて、そんな梶岡牧場が、エサづくりからはじめた『繁殖〜レストラン』までの一気通貫を始めてから5年が経とうとしてます。
2014年2月に自社牛の繁殖をスタートした時の状況です。
その間、あ〜でもない、こ〜でもないと、色んな飼料分析や給与試験を積み重ねた牛を出荷しカット方法や提供方法を試行錯誤してきました。

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 今回、38ヶ月齢という超長期肥育で仕上げ、それと同時に『梶岡牛1155』というブランドをスタートさせる事になったのですが、この『梶岡牛〇〇〇〇』の4桁の数字には、『その子牛が梶岡牧場で産まれてからお肉になるまで、24時間、365日、決して休むことない牧場で、私たちと一緒に過ごした一日、一日を積み重ねた』という想いも込めております。
 この長期肥育は、例えるならば、樹上完熟のトマトやイチゴをイメージして頂くと想像しやすいと思います。棚持ちや痛みを考えて、流通過程で赤くなる青もぎのトマトやイチゴはやはり美味しくありませんよね。世の中の和牛は子牛価格の高騰、飼料価格の高騰、その割には枝肉価格が正比例していない、という背景もあるのかもしれませんが、効率とコスト削減をせざるを得ず、どんどん肥育期間を短くしている若齢肥育で味わいが乏しくなった和牛肉が増える中、世の流れに逆行する挑戦的な取組です。もちろん、それをするにはコストもリスクも大きく跳ね上がりますので。
今年、梶岡牧場として創業50年の節目に『梶岡牛』としてのブランドをスタートを切れたことは、必然的な運命(さだめ)であったのか...とも感じております。

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私が考える黒毛和牛本来の美味しさは、

ゝ蹐食べる飼料(牧草や発酵飼料) → 『You are what you eat』という諺があるくらい、食べた物がその身体をつくっている。
∀袖輕寨茲糧味しさの血統 → 霜降りや脂の色など見た目だけじゃない、和牛本来もつ美味しさを追い求めた血統醸成。 
7醂陝僻邂藉間) → 生きながらにきちんと成熟した牛肉に育てる。

だと思ってます。
それを『梶岡牛〇〇〇〇』に落とし込んでいきたいと...。
とはいえ、先述した7年前の傷は完全には癒えておりませんし、レストランにもまだまだ手を入れる所が一杯です。
そして一番の肝心要である『梶岡牛』ですが、今は彫刻するために切り出した原木みたいなものです。
これから、形を顕せられるよう、少しずつ荒い物を切り落とし、削り落とし、ディティールまでもしっかりと表現出来るように、しっかりと磨き上げていきます。
皆さんも、一緒に制作工程を見る感覚で、これからの『梶岡牛』の仕上がりを一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
そして梶岡牧場が100年企業となった時でも皆様に必要とされる存在でいられるよう、牛歩でも、一歩、一歩、『何か』は前にしかないと突き進みます。

ホームページも自作ですが更新しましたのでご覧頂ければ幸せます。
↓↓↓
http://www.firehill.com/
HPキャプチャ


samurai__cowboy at 13:08│Comments(0)牧場 | 牛肉

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