牛飼い

2015年04月18日

『除角』作業の意味。

今日は朝から堆肥の積み込み2台と『除角』作業…。
28頭の牛たちと格闘も、 通称『ギロチン枠』のおかげでサクッと一時間で終了!!
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見た目「痛そうで可哀想」と言われそうですが、これをしないと強い牛に弱い牛が必要以上に痛めつけられます( ・_・;)
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契約先の会長、曰く…
経営的にも『一突き10万円の損害』に…(>_<)
(※真剣勝負なので、除角中の写真はありません)
午後からは堆肥の配送行ってきます!!

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2015年03月16日

家畜人工授精師としてのデビュー戦!?

注入!!!今日が人生初の人工授精、家畜人工授精師として本当のデビューの日でした(^_^;)
はい、道具から入る性格です(^^ゞ
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というのも道具のせいにはしたくないですし、『いい仕事はいい道具から生まれる』というのが私の信条。
しかし、プロフェッショナルは、どんな道具でも、環境でも、与えられた条件の中で最高の仕事が出来なければならないとも思っております。
さて、種が付いてたり仔牛が産まれたり、発情兆候が薄かったり...で、なかなか機会が訪れなかったのですが、いよいよ今日そのチャンスが訪れ、人工授精しました!
イソジン注入は出産後や、発情兆候が薄い牛に施術して難なくこなしてたのでさして緊張も無く。
子宮、卵巣、卵の状態を優しく触診確認し...いざ注入!!!
その瞬間、「種が付いて、仔牛が産まれてくる時の心情が変わるんやろなぁ」と、そんな事がフッと頭をよぎりました。
『父親になるような感覚』...とでも言うのでしょうか...シュールでスミマセン(>_<)ゞ
出産予定日過ぎた母牛の様子見てきま〜す! ε=ε=ε=(ー_ー)/

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2015年03月10日

『亡くなる命と生まれる命』

一昨日夜、次女に号泣させられた...。
そして、嫌がる娘をつかまえて、ギューッ!!てしてやった。
すぐに投稿しようと思ったけれど、いい言葉なんか見つかるはずもなく。
俺のどんな言葉も娘の作文の前では陳腐になりそうなので...。
どうぞ親バカをお許し下さい。
でも、これでまた頑張れます!!!

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2015年02月12日

農家の武器『Farmnote(ファームノート)』という畜産クラウド

私がアンバサダーをしてる『Farmnote』の小林社長を北海道から招いて、農家と関係機関の方々への説明会をしました。

この『Farmnote』は『牧場を手のひらに』のコンセプトのもと、肉用牛、乳用牛を問わず、すべての畜産形態の牛に対応する画期的な個体管理はもちろん、経営管理までをカバーするクラウドサービスとしてリリースされました。
http://farmnote.jp/features/index.html

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本来は小林社長と打合せ来場予定のみ…だったのですが、せっかく山口まで来られるなら、打合せだけではモッタイナイ!梶岡牧場に隣接する、山口県の畜産試験場の職員の方々向けに説明会をしよう!と提案、県内の農家の方々にも声を掛け、緊急開催!!(^^ゞ
直前の告知にも関わらず、皆さん興味持って、お集り下さいました。
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農家の方々はもちろん、県職員の方々も、かぶりつきで興味を示して下さり、実際に牧場現場で使える、そして問題発見の強力なツールとしての可能性を感じて頂けたことと思います。
そしてその『Farmnote』の可能性に共感し、場所提供と各部署への告知までして下さった山口県畜産試験場、福島場長に深謝です!

終了後、打ち合わせしたダイニング『&吉祥』で出てきた『バーニャカウダの植木鉢』...『土』に関わってる我々としては心躍りましたし、野菜たちにとっても、いいデザインと心憎い演出だと思いました。
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さて、そもそも、なぜ私がアンバサダーをしてるかって??『Farmnote』が素晴らしいのはもちろんですが…小林社長が『魂』を込め開発してる『血が通ったシステム』だからなんです。
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そして一番は、牧場でいつも私の傍で腕組んで寄り添ってくれる『聡明な美人秘書』を手に入れた感じで...毎日がムフフなんですよね( ´艸`)
日本の畜産にイノベーションを!!!
って…私、説得力ありませんね...。
ああぁ(-_-;)(笑)

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2015年01月17日

人工授精師としてのデビュー戦!?

マイナス196℃のLN2(液体窒素)がゆらめき...映画『ターミネーター2』の世界みたいでした。映画みたいに人!?を凍らすわけじゃぁ〜ありませんが(笑)
人工授精用の凍結精液の購入、そして保存用のボンベに液体窒素を補充します。これで-196℃の状態で精液を半永久的に凍結保存出来るんです。
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逆に産まれた仔牛には寒さから護ってやるため、体温保存用のジャケットを着せてやりました。和牛なんで『ちゃんちゃんこ』ってとこでしょうか(^^)
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繁殖農家や酪農家さん達は日常の風景になってしまっているんでしょうが...家畜保健衛生所にて免許証の授与を受けた直後、まさに異次元の世界へ足を踏み入れたようで...。
今まで預託肥育一本の世界しか知らない畜産業界の異端児であったサムライ・カウボーイには、一つ一つの出来事が新鮮で...凄く興味深いのであります(^^ゞ
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2014年08月17日

カウボーイの相棒、長靴が...。


カウボーイの相棒、長靴が...。
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Achilles「ワークマスター」日本製。
プロが土木作業に毎日使っても「5年はもつ」と言われてる、Made in Japanの最強長靴。中には「一生もの」とも言われる方もいるほど。
そんな最強長靴でも、私たちカウボーイが履けば、一年ちょっとでソールはすり切れてしまいます。
私の命を守ってくれてる代わりに、こうやってすり減ってるんだなぁ...。
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もうかれこれ20年間、「365日足を通さなかった日がない」といってもいい相棒です。すり減っては買い...を繰り返しています。
私は、「少し高いな...」と思う物でも「実」のある機能的なものは「長く大切に使い倒したい」って性分なので、ソールを張り替えて使いたいくらいです。
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数多くの長靴を買ってきましたが、これに足を通したときは「やっと出逢えた」って感じでした...まさにスキン。
ホームセンターで買った安い長靴は下手すりゃ数日(笑)、海外製のオシャレ〜で結構お高い長靴でも長くてもって2〜3ヶ月で使い物にならなくなってましたから。

隣の黒いヤツは有事に備えて予備で置いてるほぼ新品ですが、サイズは全く同じ26.0cm。ご覧のように擦り切れと、若干の縮みでこれだけ高さが違ってくるのです。
でもご覧下さい。くるぶし、ふくらはぎまで、不思議とその人の足のカタチにフィットしていくんですよね...。
それが理由かどうかわかりませんが「グッドデサイン賞」も受賞してます。
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身につけるものから「質実剛健でなものづくり」...学ぶところがたくさんあります。こういう姿勢で私も仕事をしていきたいものです。
長靴の横に見えるグローブ「ショーワのGRIP」も20年近く私の命を守ってくれてる大切な相棒です。

「ワークマスター」田舎では一般的な長靴に比べてはお高いので売れないのでしょう。近隣のどこの店も取り扱いを中止してしまって...今はネット通販で購入してます。
本当に良い物が、実際手に取って触れることができる町の店から消えていく...そんな寂しさもあり投稿させて頂きました。

次はシャア専用ならぬ秀吉専用「ワークマスター・赤いヤツ」...買っちゃった。
「三倍速く」仕事が出来るかも(笑)
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2011年11月26日

見捨てられた預託農家


 安愚楽牧場が民事再生(清算型)から破産手続きに至る間、預託農家優先に牛の売却を進めるという報道がなされましたが、現実はまるで違っていました。
 うちを含め、いくつかの預託農家は早い段階から買取の意向を示しているにもかかわらず、代理人・管財人は何の相談もなく大手食肉業者に販売していったのです。預託農家の知らないところで取引され、いつの間にか牛は転売されてしまっていたのです。。。
 
 さかのぼると、8月頃から牛の出荷が日々続きました。それは、適齢期に満たない牛が早期出荷され、牛肉として換金されるということです。牛飼いとしては、適正な月齢で出荷するのは達成感で満たされ、胸を張って送り出せるのですが、早期に出荷されるのは牛に対して本当に申し訳なく、忍びない思いがしてなりませんでした。民事再生に入ってからも、その動きは加速化され、6ヶ月以上もの早期出荷がされるようになりました。若い牛(肉)が食肉流通に出回ることにより、肉の相場が下がり他の畜産農家にも多大な被害が及ぶのです。このままでは日本の畜産の崩壊も避けられないのです。
 どうにか阻止できないものかと弁護士に相談し、商事留置権を行使することにより一時的に若齢出荷を止めることが出来ました。それも束の間の出来事です。今度は食肉業者に牛たちの販売が始まったのです。
 安愚楽牧場から食肉業者に権利が移り、契約をしなおさなければならないのですが、食肉業者が提示する預託というのは、これまでの「預託契約」とは大きく異なっているのです。食肉として換金されるまでの半年〜1年の「一時預り契約」だったのです。つまり、現在牧場にいる牛たちが出荷されてしまえば終わる。。。
 私たち農家が継続性のある正規の「預託契約」であれば納得できるのですが、「一時預かり契約」だと、約1年〜1年半後には牛飼いとして存続できなくなるというわけです。その場しのぎでも、その道を選択せざるを得ない預託農家が殆どなのも現実です。
 その間にも牛の出荷は徐々に行われ、飼養頭数は減っていく。。。新たな仔牛の導入もなく、預託農家はまさに真綿で首を絞めるらるような壮絶な苦しみとともに畜産経営の終焉を迎えなければならないのです。
 
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 そこで、こんな惨めな想いはしたくない僕たちは、梶岡牧場で牛を買い取る事を決断しました。資金手当てをし、買い取り交渉に入りました。
 ですが、九州地方の預託農家の牛は一括して大手の食肉業者に売却され、買い取りが出来ない状態になっているのです。
 報道では、預託農家優先で売却をすすめていると有利な方向へ進んでいるように見えますが、現実には真逆でこのような状況、見捨てられた感が否めないのです。
このことは梶岡牧場の代理人でもあり、安愚楽牧場預託農家弁護団 柿内弘一郎 弁護士の情熱あふれるブログでも書かれてます。


こんな状況では「そっと命を捧げてくれる牛たち」に本当に申し訳ない。。。
そして「美味しい笑顔の食卓という最高の舞台」に自分の手から送り出してやれない悔しさばかりが。。。

サムライ・カウボーイが本当の「サムライ魂」を見せなければならない時が来たようです。。。
まさに今、武者震いがしてます!!



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2011年11月25日

和牛オーナーと預託農家の想い

 安愚楽牧場に投資していたオーナーは、「銀行より少しだけいい金利、高配当」を期待していただけの投資だったのだろうか?「畜産支援、和牛の所有オーナーという満足感、投資家オーナーが日本の畜産を支えている」という気持ちもあったのではなかろうか?
 少なくとも、僕たち牛飼い農家は、後者の思いを持った人が多分にあると思いたい。
 原点に返ると、和牛投資オーナー制度が始まった当初はこの思いが経営者側もオーナー側も強かったはず。。。畜産経営は投資する額が大きく、投資期間も長い。。。その上、エサ・仔牛・枝肉と三つの相場にコントロールされ、投資額の割に儲けが少ない業種。さらにここ10年はBSE、口蹄疫、セシウム牛肉問題と次々に降りかかる火の粉、ハイリスク、ローリターンを絵に描いたような現状。。。
 だから、自己資本を持たない畜産農家は借入資本では経営を継続していくことが難しく、資本家の預託農家にならなければ畜産経営を安定したカタチで続けていくことはできませんでした。
 これは、畜産に限らず農業全般に言える事なんです。そうでなければ政府も農業にあれだけの補助金を投下できるはずがありません。そして、極めつけに起こった安愚楽事件は現在の日本国農業の現実を浮き彫りにした事件なのです。
 日本の和牛の約2割を保有していた安愚楽牧場と投資オーナーのおかげで、僕たち預託農家は日本の和牛を守れるんだ!と信じ、日々牛たちの世話をしていたのです。
 オーナーの思いは違ったとしても、365日休みなく行われる労働に対して「不満足な対価」であるこの牛飼いの仕事。。。
 それでも心が折れずに牛飼いを続けてこられたのは「おいしい!」と喜んで食べてくれる生活者の皆さんの笑顔と「いただきます。」が「お金に変えられない大きな対価」として僕たちにキチンと届いていたからなんですよ。。。


あわせて読んで頂きたい!梶岡牧場の代理人でもあり、
安愚楽牧場預託農家弁護団 柿内弘一郎 弁護士の情熱あふれるブログ、
必読です!


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2011年08月25日

講演をしてきました!〜農家としての情熱とプライドを伝える〜

 昨年に引き続き、農業法人に就職した若い社員を集めて「農業法人が求める人材について」と題して講演をした。ディスカッションも含めて2時間弱の講演であった。先が見えない状況の中で、本来なら講演をしている場合ではないのだが、「この状況だからこそ伝えられること」や、生産者としての「情熱とプライド」など僕の農業に対するエッセンスをお話しさせて頂いた。

 講演をした僕自身、いろいろな事が見えて充実した時間を過ごす事が出来た。いまの若い子たちが農業に対してどのような想いや考えを持っているのかを知ることができ、自分が同じ年齢の頃の想いや考えとの違いも認識することができた。いまの時代背景が大きく影響しているんだなぁ〜と感じることも多かった。

 昨年は、例年になく離職者が少なかったと事務局の方から聞いた。聴講者に対するその後のヒアリング調査でも、あの講演で聞いたときにはピンとこなかったことが、仕事をする上で合点がいくことが多くあったと聞いたときは、おもわずうれしかった。
 今年は果たして僕の農業に対するエッセンスがきちんと伝わったのだろうか?伝えることができたのであろうか?

 畜産を含め、今の農業界は外的要因が大きくうねっており淘汰の時期に突入してきている。
そういった中でも、自分の創るものに対して「情熱とプライド」を持って、それをきちんと伝えていけばファンとして応援してくれる生活者は必ずいる!そう信じて頑張って欲しいと願う。
 
 うむ、これは自分に対してのエールでもあるなー。



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2011年08月16日

シャンパンは悲しいときにも勇気を与えてくれる!

もちろん牧場にお盆休みはない。ましてやレストランをやってたら、お盆は稼ぎ時、休めるはずもなく。。。
そうはいっても、妹夫婦と子供たちを呼んで、今日はお盆のお疲れさん会をかねてのBBQ。
美味しい肉を用意する以外に特別なことができるわけでもなく、ワイン蔵に潜めてあったワインで乾杯しようということになった。

FIREHILLでも取り扱ってるココファームワイナリーが、シャンパーニュ製法でつくるスパークリングワイン「ぐらんのぼ」。あの世界のソムリエ田崎真也さんが推薦し沖縄サミットでも使用されたので、一度飲んでみたいな〜と思って自家用にこそっと潜めておいたんです(^.^)
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正月以来の飲酒人口だったんで一本で足りるはずもなく、今度はシャンパーニュ。
知人に頂いて潜めていた当たり年のドン・ペリニヨン1996を開栓。
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束の間のちょっぴり贅沢な夜となった。
だが、酒がまったくといっていい程飲めない僕にとって、2本のテイスティングはもちろん撃沈を意味した。

10年程前であろうか、僕がワインの勉強をしていたころ、すごく心に響いた言葉があった。そのフレーズがふと頭をよぎったのだ。

「シャンパンは幸せなときを、なおいっそう華やかなにしてくれる。。。そして、シャンパンは悲しいときにも勇気を与えてくれる。。。」

僕は、シャンパンはその儀式にも似た製法から、節目、節目の「特別なとき」に飲むものだと思っている。大変な時だって「特別なとき」には変わりない。

だから梶岡牧場にとって、こんな時に・・・、ではなくこんな時だからこそシャンパンだと思った。

つらい状況の僕にとってシャンパンは勇気を与えてくれた。。。

BSEに始まり、口蹄疫、生肉問題にセシウム牛肉問題、
そして極めつけが・・・。
でも、これは自分に与えられた試練だと受け止め、
今、この状況でしか感じれない事を楽しんでみます!


それもこれもすべて夢の途中・・・。
必ず何とかなると信じて頑張りますので応援していてください!


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2011年07月02日

友人、そして同じサムライである衆議院議員 たかむら勉 氏 来場!

6月22日、一通の書状(メール)。久しく逢ってなかった友人でもありサムライの同志でもある衆議院議員 高邑くんからであった。まだ2人が20代、高邑くんが参議院議員 鈴木寛さんの秘書をしてた頃に知り合い意気投合。かの時代のサムライ同様、書状(メールや手紙)でのやりとりでお互いの志の確認をしていた。お互いが共鳴するふつふつとした熱いものを感じていたのは言うまでもない。彼は中国・北京大学に留学中にも手紙をくれる律儀なサムライであった。
さて、その書状(メール)の内容なのだが、「最近、畜産の勉強をしている。福島の家畜問題を解決する解にできないか、近いうちに牧場に行って畜産の現場の声、そして現状を知りたい。」と。。。「自分のブログを見てみてくれ。」とも書いてあった。早速、たかむら勉ブログを見てみる。365日、いのちと向き合ってる僕でさえ目を背けてしまうような牧場の惨状、アルピニスト 野口 健さんとの現場視察など、現場では報道以上に計り知れない事になってると悪寒が走った。「そういうことなら速いほうがいいだろうという事」、「よろこんで協力する事」を伝えた。
そして数日後、突然携帯にホットライン。「明後日、牧場に行ってもいいか?」と。即答で「大丈夫、スケジュールはアレンジする!」と僕。ただ防疫体制がシビアなので配慮してくれとお願いする。
そして。。。同志サムライの再会である!
海外渡航歴等のチェック後、タイベック防護服とシューカバーを着込んで牧場の中へ。給餌ロボットでの給餌作業を横目に畜産業界の現状や問題点、高邑くんが提案する「希望の牧場」構想についてのこと。そして何よりカロリーベースのグロス自給率→ネット自給率の考えへのシフト。つまり肥料と飼料の輸入依存度の高さの解決方法案など、つまり畜産はもちろん島国日本の農業システムの根本的な見直しについて熱く議論した。飛行機の時間ギリギリまでの一時間半足らずの時間であったが、お互いの熱い思いをぶつけ合えた貴重な時間であった。帰り際、高邑くんが「あかべこ」のキーホルダーをプレゼントしてくれた。それは福島県会津地方の民芸品で聖なる牛として崇められ、魔除けとして伝えられているという。そして僕たち2人の干支の守り神でもあるという深イイ!メッセージ性のあるものであった。
高邑くんの目は、昔と寸分違わず力強かった。男として独楽のようにブレない信念を感じたよ、高邑くん!!
「お互いサムライとしてそれぞれの道で頑張ろう!」長州のこの地で誓い合った。


長州のサムライ「たかむら勉のブログ」

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畜舎にてサムライカウボーイ”梶岡秀吉”と
長州のサムライ”たかむら勉”そして親父”梶岡春治”


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ファイヤーヒルにて


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福島県会津地方の民芸品 ”聖なる牛 あかべこ”




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2008年03月10日

新畜舎そして秘密兵器。

畜舎外観


いよいよ動き始める畜舎の外観です。



畜舎内部


そして内部はこんな感じ、歩いているのは社長です



給餌ロボット写真


そして秘密兵器 給餌ロボットの登場!!!




肉用牛ではまだまだ珍しい給餌ロボット。
外国産が多い中、メイド・イン・ジャパンにこだわり、
オカド・ハザック製をビルトイン!
国内初、事務所から無線でプログラムコントロールができる仕様。
そして100g単位の緻密な給餌コントロール。等々オーダーメイドのような設計に親身になって作成してくれたオカド・ハザックに感謝。
サムライカウボーイの強力な武器になることだろう


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2008年03月06日

いよいよ新畜舎竣工!

47e19e13.jpgたくさんの方々に集まっていただき、いよいよ新畜舎の竣工です!
ホントにいろんな方へ感謝、感謝。
長かったあ〜っ!ようであっという間の出来事のよう。
竣工祭も滞りなく進み、地区の方々も参加してのもちまき。
童心に返ってスーツ姿の大人たちも我先にと子供たちを押しのけお餅をゲット!!
そのあとの竣工記念パーティーでの挨拶ではいろいろな思い出が頭の中を駆けめぐり、
熱い思いがこみ上げてきてガッツリ男泣きをしてしまった。
計画・準備・実行 問題が次々に現れ、それを一つ一つ潰していく。
ホントに長かったし、ホントにきつかった
親父の偉大さにも痛感させられた4年間だった。
竣工をこの日にしたのも、親父の誕生日、しかも還暦だったから。
牧場の歴史のターニングポイントになるだろう。

ただ一つ残念なのは、大吉じいちゃんに竣工を見せられなかったこと。
工事期間中の写真を撮って病室に持って行ったりもした。
誰よりも完成を楽しみにしていた。
きっとどこからかみていてくれている
「これで終わりでないぞ、これからが大変なんだぞ」と。。。
気を引き締めて3代目として、
そしてサムライカウボーイとして兜の緒を締め直す日となった。

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2008年01月23日

畜舎の鉄骨2

21ad420b.jpgまたまた久しぶりの更新(^^ゞ
これはけっこう前の写真になるのですが、畜舎のメインの鉄骨が立ち上がった状態です。
今は土間も仕上がり、飼槽も半分出来上がりました。
あと堆肥プラントと堆肥貯蔵庫もできちゃってます(^.^)
写真は又後日アップしますね。
いよいよという感じになってきました!!武者震いかと思いきや、
実は先日から風邪をひいてしまって、ホントに身体が震えちゃってました(*_*)
まだちょっとグジュッてます(--;)
それでもカウボーイ(牛飼い)は身体を休められるはずもなく、
朝晩のエサやりはもちろん、牧場の作業も通常通りやらなければならない。
こんな時、つくづく自分の代わりに仕事をこなしてくれる人間が欲しくなる。
コピーロボット欲すぃ〜っ!!
この畜舎が完成すると牧場も牛が500頭近くになるので、
誰か俺の右腕になるような奴いね〜かなぁ?
我こそは!!と思う人、まじめに連絡されたし↓
farm@firehill.com
サムライ・カウボーイのプライドを一から叩き込むよ!!

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2007年10月24日

畜舎工事はじまる、そして匠の仕事!!

久しぶりの更新です(^^ゞ
何回も覗いてくれてた方すみませんm(__)m

いよいよ(やっとかな!?)先週から畜舎工事がスタートしました。
写真アップしますね。
畜舎基礎工事画像
まずは何でも基礎が大事ということで基礎工事から。
正直こんなすごいことになるとは思ってなかった(*_*)
僕自身、現場第一主義なのですが、
工事現場の作業をされてる職人さん達をみていると
あらためて感心させられることばかり。
正確性を要する気の遠くなるような作業を黙々とこなす。
僕も畜舎の改造で鉄筋を組む作業(難しいんだよね(;_;))をやったことがあるので、
その大変さは少しは認識してるつもり。。。
「すげぇな」と見入ってしまい、自分の仕事の手が止まることしばしば。
やはり自分が少しでもやってみてないとその仕事の凄さに気づかないまま
やり過ごしていたのかなぁと思ってしまった。
それだけではない、今日も午前中から1時過ぎまで工事の週例会議に参加したが、
建築士、現場管理者、複雑にリンクするすべての状況を把握しながら
スムーズに工事が進むよう工程を組み立てていき、問題が起こったら解決方法を見つけ実行計画に乗せていく。これもまさに匠の仕事だ。
こうやって違う世界に触れてみて、もう一度自分の仕事を違う立ち位置から見てみると、「この手法は畜産分野にも使えるな」とか新たな発見が生まれてくるし、
負けてはいられない、と自分を奮い立たせる材料にもなる。
これから約5ヵ月間、僕にとってワクワク楽しい異文化コミニュケーション。
完成する頃には成長できてるかなぁ〜。いや、必ず成長してやる!!

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2007年03月22日

ほっとタイム。。。そして山口の牛飼いたち

昨日、幼なじみがレストランに家族を連れて食事に来てくれた。
久しぶりに会った彼はすっかりお父さんたくさんいろんな話をした。
充実しすぎて忙殺されそうな毎日に、ほっとする時間をくれた友に感謝
時、同じくして先月の牛肉ティスティングに参加された方も食事に来店してくださり、
なんか心洗われる、うれしい日となった。感謝感謝である。


今日、山口県の若手肉用牛経営者の交流会があった。
今まで山口県内の牛飼いたちと話をすることは少なかったがいい機会を与えてもらった。
「色々な考え方があるな」と大変勉強になったし、何よりみんな牛が好きみたい。
でもやっぱり血統のことはわかんね〜
みんなガンバッてんな〜と感心
とにかく俺は、食べた人が思わず喜ぶ、美味しい肉をつくることで負けないように頑張ろうと刺激を受けた。
この模様は県の広報があり次第、後日リンクしますね。


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