牧場

2014年10月06日

『金の成る木』になるといいなぁ。

『金の成る木』がすこぶる元気になっちゃいました!
五円玉差し込むヒマありません(^^;)(笑)
瀕死の二鉢でしたが当社製造の『腐植水』の土中潅水と葉面散布で見事復活!
(^_^)v
DSC_0402 (2)


恥ずかしながら、二鉢とも管理不足で元気がなく幹までシワシワになってて...(>_<)
でも、ご覧のように腐植水だけで緑濃く肉厚、元気に生き返りました!(^_^)v
(※腐植水は肥料成分ではありません)
DSC_0403 (2)


特に左の鉢は、かなり重篤でシワシワで干からびてカリカリになってて、家族の誰かが諦めて抜き取って捨ててた(-_-;)のを鉢に差し込み施用。
なんと根本から新芽が出てきました。こぼれ落ちた葉っぱも元気に復活〜!(@_@)
DSC_0404 (2)


現実も『金の成る木』になれば...と独りでムフフと微笑んでおります(笑)
昨日も樹木医の方が噂を聞きつけてご来場下さいました。
『腐植水』...農家の皆さんや樹木医さんたちの「武器」にして『金の成る木』にして頂くと幸甚ですね!
腐植水の製造プラント設置から約一年...実証テストも最終段階、いよいよ発売間近です!


samurai__cowboy at 10:05|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2014年09月15日

堆肥ユーザーさんからの嬉しい贈り物と「秘密兵器」

うちの堆肥ユーザー、『(株)ふくぷくファーム』さんが、シティーケーブル周南に登場!!(下の画像をクリックするとyoutubeで見れますよ)


1


夏真っ盛りのホウレン草のハウスとは思えないくらいの元気さに私もビックリ(@_@)
c
レポーターさんも野菜ソムリエさんも元気さにビックリされてます。


土づくりのお話では、わが梶岡牧場の『ヒューマス』が登場!!
その中でも「いつもはMAXでも1,500束採れたらいいのに、ヒューマス使って2,000束超えちゃいましたよ(^_^)v」ってのには堆肥職人として感無量。
そう言えば、興奮して社長の白井さんが電話してきた事あったなぁ〜、冷静に考えると...売上30%以上の増か...スゲぇ。
収量はもちろん、うちの堆肥の最大の武器は「味が良くなること」なんです。

そして、堆肥+農家のための新しい秘密兵器『腐植水』のテスターでもあります。
ふくぷくファームさんの率直な感想、Facebookでも、こう投稿されてます。

以下引用↓

「梶岡牧場さんから頂いた腐植水をかけています。
(農薬、化学肥料ではありません)
10606038_605957552854597_4150413157061262755_n

ホウレン草の元来ある力が湧き出るようです。見よっっ夏なのにこの太さと繁り様!!」
10411259_605957526187933_4454285029850808827_n
10689915_605959109521108_6251929266652808901_n

↑以上引用。


でも、全ては農家さんの努力の上に成り立ってること。「道の駅ソレーネ周南」や県内スーパーでこれからも年々美味しくなっていく、ふくぷくファームさんの「ほうれん草日和」の成長を楽しんでみて下さい。
b


「うちの堆肥を使うことで農家さんに儲けてもらえれば、うちも儲けさせてもらえる...圃場で効果を発揮して、なんぼ!!」私が堆肥製造の時に常に考えてることです。
これからも影武者ながらも、胸を張ってしっかり農家さんを支えなければ、と気が引き締まりました!


samurai__cowboy at 00:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2014年08月31日

本物のザッハトルテと堆肥の配達!?

今日、夏休み最後の日は下の娘とトラックで袋詰め堆肥の配達。
もう、このお客さまとはお付き合いをはじめて6年くらいになるかなぁ〜、野菜の味が変わったと喜んで頂けてます。
そしてその配達先で頂いた巨峰。むちゃくちゃ凝縮感あって酸味と甘みのバランスが絶妙、香り高く美味かったです!!

DSC_0275



そして、夏休み中に、よく手伝ってくれた子供たちと甥っ子たちに、私の大好きな『ティーゲベック』のケーキを買って帰りました。
以前も堆肥の配達の時、何も知らずウィーン菓子の看板につられて、ふらっと立ち寄り、シェフと奧さんと随分長く、菓子についてお話しさせて頂きました。いつもツナギ姿でトラックで乗り付けて申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが...(^_^;)

さて、ここのケーキ、派手さはないんですが、『質実剛健』をカタチにしたようなケーキたちです。
中でも一押しは『ザッハトルテ』180年以上前に生まれた伝統のレシピを頑なに守り続ける逸品。
私が味を語ってしまうと陳腐になってしまうので、是非とも味わって体感してみて下さい(>_<)
シェフは本物のザッハトルテの伝統文化を守り伝えるために、日本各地で指導もしておられるそうです。

DSC_0280


そして、ザッハで使う、杏(あんず)ジャムもシェフ自ら作られてます。
その杏の仁(種)をきちんと使われた『杏仁豆腐』がこれまた秀逸!!
私が奧さんに『杏仁豆腐って、もしかして杏の種から作られてるんですか?』って伺うと、それはそれは嬉しそうに満面の笑みで「知っておられるんですね!!」と...こっちが照れちゃいます(笑)
大半の杏仁豆腐がアーモンドエッセンスなどで作られてる昨今、これが本物の杏仁豆腐です。
多くの人はウィーン菓子でなぜに杏仁豆腐??と思われるでしょうが、こんな繋がりがあるんですね。

DSC_0282


そんなエピソードが全てのケーキにひっそりと隠れてる『ティーゲベック』
牛乳も牧場(酪農家)から直送してもらい、今どきプラスティック容器でなく、全てグラスを使われてるって所に、シェフの菓子づくりに対する姿勢と敬意が伺えます。
私も仕事はかくありたいとあらためて思った次第です。

お行儀悪いですが、子供たちが食べてる全てのケーキをワンスプーンして歩いたのは言うまでもありません(笑)

samurai__cowboy at 18:57|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2014年08月17日

カウボーイの相棒、長靴が...。


カウボーイの相棒、長靴が...。
DSC_0241



Achilles「ワークマスター」日本製。
プロが土木作業に毎日使っても「5年はもつ」と言われてる、Made in Japanの最強長靴。中には「一生もの」とも言われる方もいるほど。
そんな最強長靴でも、私たちカウボーイが履けば、一年ちょっとでソールはすり切れてしまいます。
私の命を守ってくれてる代わりに、こうやってすり減ってるんだなぁ...。
梶岡牧場1


もうかれこれ20年間、「365日足を通さなかった日がない」といってもいい相棒です。すり減っては買い...を繰り返しています。
私は、「少し高いな...」と思う物でも「実」のある機能的なものは「長く大切に使い倒したい」って性分なので、ソールを張り替えて使いたいくらいです。
DSC_0243


数多くの長靴を買ってきましたが、これに足を通したときは「やっと出逢えた」って感じでした...まさにスキン。
ホームセンターで買った安い長靴は下手すりゃ数日(笑)、海外製のオシャレ〜で結構お高い長靴でも長くてもって2〜3ヶ月で使い物にならなくなってましたから。

隣の黒いヤツは有事に備えて予備で置いてるほぼ新品ですが、サイズは全く同じ26.0cm。ご覧のように擦り切れと、若干の縮みでこれだけ高さが違ってくるのです。
でもご覧下さい。くるぶし、ふくらはぎまで、不思議とその人の足のカタチにフィットしていくんですよね...。
それが理由かどうかわかりませんが「グッドデサイン賞」も受賞してます。
20140817_114739


身につけるものから「質実剛健でなものづくり」...学ぶところがたくさんあります。こういう姿勢で私も仕事をしていきたいものです。
長靴の横に見えるグローブ「ショーワのGRIP」も20年近く私の命を守ってくれてる大切な相棒です。

「ワークマスター」田舎では一般的な長靴に比べてはお高いので売れないのでしょう。近隣のどこの店も取り扱いを中止してしまって...今はネット通販で購入してます。
本当に良い物が、実際手に取って触れることができる町の店から消えていく...そんな寂しさもあり投稿させて頂きました。

次はシャア専用ならぬ秀吉専用「ワークマスター・赤いヤツ」...買っちゃった。
「三倍速く」仕事が出来るかも(笑)
20120812165328_img2_67


samurai__cowboy at 16:19|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2011年11月26日

見捨てられた預託農家


 安愚楽牧場が民事再生(清算型)から破産手続きに至る間、預託農家優先に牛の売却を進めるという報道がなされましたが、現実はまるで違っていました。
 うちを含め、いくつかの預託農家は早い段階から買取の意向を示しているにもかかわらず、代理人・管財人は何の相談もなく大手食肉業者に販売していったのです。預託農家の知らないところで取引され、いつの間にか牛は転売されてしまっていたのです。。。
 
 さかのぼると、8月頃から牛の出荷が日々続きました。それは、適齢期に満たない牛が早期出荷され、牛肉として換金されるということです。牛飼いとしては、適正な月齢で出荷するのは達成感で満たされ、胸を張って送り出せるのですが、早期に出荷されるのは牛に対して本当に申し訳なく、忍びない思いがしてなりませんでした。民事再生に入ってからも、その動きは加速化され、6ヶ月以上もの早期出荷がされるようになりました。若い牛(肉)が食肉流通に出回ることにより、肉の相場が下がり他の畜産農家にも多大な被害が及ぶのです。このままでは日本の畜産の崩壊も避けられないのです。
 どうにか阻止できないものかと弁護士に相談し、商事留置権を行使することにより一時的に若齢出荷を止めることが出来ました。それも束の間の出来事です。今度は食肉業者に牛たちの販売が始まったのです。
 安愚楽牧場から食肉業者に権利が移り、契約をしなおさなければならないのですが、食肉業者が提示する預託というのは、これまでの「預託契約」とは大きく異なっているのです。食肉として換金されるまでの半年〜1年の「一時預り契約」だったのです。つまり、現在牧場にいる牛たちが出荷されてしまえば終わる。。。
 私たち農家が継続性のある正規の「預託契約」であれば納得できるのですが、「一時預かり契約」だと、約1年〜1年半後には牛飼いとして存続できなくなるというわけです。その場しのぎでも、その道を選択せざるを得ない預託農家が殆どなのも現実です。
 その間にも牛の出荷は徐々に行われ、飼養頭数は減っていく。。。新たな仔牛の導入もなく、預託農家はまさに真綿で首を絞めるらるような壮絶な苦しみとともに畜産経営の終焉を迎えなければならないのです。
 
cap006

 そこで、こんな惨めな想いはしたくない僕たちは、梶岡牧場で牛を買い取る事を決断しました。資金手当てをし、買い取り交渉に入りました。
 ですが、九州地方の預託農家の牛は一括して大手の食肉業者に売却され、買い取りが出来ない状態になっているのです。
 報道では、預託農家優先で売却をすすめていると有利な方向へ進んでいるように見えますが、現実には真逆でこのような状況、見捨てられた感が否めないのです。
このことは梶岡牧場の代理人でもあり、安愚楽牧場預託農家弁護団 柿内弘一郎 弁護士の情熱あふれるブログでも書かれてます。


こんな状況では「そっと命を捧げてくれる牛たち」に本当に申し訳ない。。。
そして「美味しい笑顔の食卓という最高の舞台」に自分の手から送り出してやれない悔しさばかりが。。。

サムライ・カウボーイが本当の「サムライ魂」を見せなければならない時が来たようです。。。
まさに今、武者震いがしてます!!



samurai__cowboy at 12:30|この記事のURLComments(18)TrackBack(0)

2011年11月25日

和牛オーナーと預託農家の想い

 安愚楽牧場に投資していたオーナーは、「銀行より少しだけいい金利、高配当」を期待していただけの投資だったのだろうか?「畜産支援、和牛の所有オーナーという満足感、投資家オーナーが日本の畜産を支えている」という気持ちもあったのではなかろうか?
 少なくとも、僕たち牛飼い農家は、後者の思いを持った人が多分にあると思いたい。
 原点に返ると、和牛投資オーナー制度が始まった当初はこの思いが経営者側もオーナー側も強かったはず。。。畜産経営は投資する額が大きく、投資期間も長い。。。その上、エサ・仔牛・枝肉と三つの相場にコントロールされ、投資額の割に儲けが少ない業種。さらにここ10年はBSE、口蹄疫、セシウム牛肉問題と次々に降りかかる火の粉、ハイリスク、ローリターンを絵に描いたような現状。。。
 だから、自己資本を持たない畜産農家は借入資本では経営を継続していくことが難しく、資本家の預託農家にならなければ畜産経営を安定したカタチで続けていくことはできませんでした。
 これは、畜産に限らず農業全般に言える事なんです。そうでなければ政府も農業にあれだけの補助金を投下できるはずがありません。そして、極めつけに起こった安愚楽事件は現在の日本国農業の現実を浮き彫りにした事件なのです。
 日本の和牛の約2割を保有していた安愚楽牧場と投資オーナーのおかげで、僕たち預託農家は日本の和牛を守れるんだ!と信じ、日々牛たちの世話をしていたのです。
 オーナーの思いは違ったとしても、365日休みなく行われる労働に対して「不満足な対価」であるこの牛飼いの仕事。。。
 それでも心が折れずに牛飼いを続けてこられたのは「おいしい!」と喜んで食べてくれる生活者の皆さんの笑顔と「いただきます。」が「お金に変えられない大きな対価」として僕たちにキチンと届いていたからなんですよ。。。


あわせて読んで頂きたい!梶岡牧場の代理人でもあり、
安愚楽牧場預託農家弁護団 柿内弘一郎 弁護士の情熱あふれるブログ、
必読です!


samurai__cowboy at 08:51|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2011年08月25日

講演をしてきました!〜農家としての情熱とプライドを伝える〜

 昨年に引き続き、農業法人に就職した若い社員を集めて「農業法人が求める人材について」と題して講演をした。ディスカッションも含めて2時間弱の講演であった。先が見えない状況の中で、本来なら講演をしている場合ではないのだが、「この状況だからこそ伝えられること」や、生産者としての「情熱とプライド」など僕の農業に対するエッセンスをお話しさせて頂いた。

 講演をした僕自身、いろいろな事が見えて充実した時間を過ごす事が出来た。いまの若い子たちが農業に対してどのような想いや考えを持っているのかを知ることができ、自分が同じ年齢の頃の想いや考えとの違いも認識することができた。いまの時代背景が大きく影響しているんだなぁ〜と感じることも多かった。

 昨年は、例年になく離職者が少なかったと事務局の方から聞いた。聴講者に対するその後のヒアリング調査でも、あの講演で聞いたときにはピンとこなかったことが、仕事をする上で合点がいくことが多くあったと聞いたときは、おもわずうれしかった。
 今年は果たして僕の農業に対するエッセンスがきちんと伝わったのだろうか?伝えることができたのであろうか?

 畜産を含め、今の農業界は外的要因が大きくうねっており淘汰の時期に突入してきている。
そういった中でも、自分の創るものに対して「情熱とプライド」を持って、それをきちんと伝えていけばファンとして応援してくれる生活者は必ずいる!そう信じて頑張って欲しいと願う。
 
 うむ、これは自分に対してのエールでもあるなー。



SN3D0441a


samurai__cowboy at 23:00|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2011年08月16日

シャンパンは悲しいときにも勇気を与えてくれる!

もちろん牧場にお盆休みはない。ましてやレストランをやってたら、お盆は稼ぎ時、休めるはずもなく。。。
そうはいっても、妹夫婦と子供たちを呼んで、今日はお盆のお疲れさん会をかねてのBBQ。
美味しい肉を用意する以外に特別なことができるわけでもなく、ワイン蔵に潜めてあったワインで乾杯しようということになった。

FIREHILLでも取り扱ってるココファームワイナリーが、シャンパーニュ製法でつくるスパークリングワイン「ぐらんのぼ」。あの世界のソムリエ田崎真也さんが推薦し沖縄サミットでも使用されたので、一度飲んでみたいな〜と思って自家用にこそっと潜めておいたんです(^.^)
DSC_0079a

DSC_0080a

正月以来の飲酒人口だったんで一本で足りるはずもなく、今度はシャンパーニュ。
知人に頂いて潜めていた当たり年のドン・ペリニヨン1996を開栓。
DSC_0081a


束の間のちょっぴり贅沢な夜となった。
だが、酒がまったくといっていい程飲めない僕にとって、2本のテイスティングはもちろん撃沈を意味した。

10年程前であろうか、僕がワインの勉強をしていたころ、すごく心に響いた言葉があった。そのフレーズがふと頭をよぎったのだ。

「シャンパンは幸せなときを、なおいっそう華やかなにしてくれる。。。そして、シャンパンは悲しいときにも勇気を与えてくれる。。。」

僕は、シャンパンはその儀式にも似た製法から、節目、節目の「特別なとき」に飲むものだと思っている。大変な時だって「特別なとき」には変わりない。

だから梶岡牧場にとって、こんな時に・・・、ではなくこんな時だからこそシャンパンだと思った。

つらい状況の僕にとってシャンパンは勇気を与えてくれた。。。

BSEに始まり、口蹄疫、生肉問題にセシウム牛肉問題、
そして極めつけが・・・。
でも、これは自分に与えられた試練だと受け止め、
今、この状況でしか感じれない事を楽しんでみます!


それもこれもすべて夢の途中・・・。
必ず何とかなると信じて頑張りますので応援していてください!


samurai__cowboy at 23:30|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2011年07月02日

友人、そして同じサムライである衆議院議員 たかむら勉 氏 来場!

6月22日、一通の書状(メール)。久しく逢ってなかった友人でもありサムライの同志でもある衆議院議員 高邑くんからであった。まだ2人が20代、高邑くんが参議院議員 鈴木寛さんの秘書をしてた頃に知り合い意気投合。かの時代のサムライ同様、書状(メールや手紙)でのやりとりでお互いの志の確認をしていた。お互いが共鳴するふつふつとした熱いものを感じていたのは言うまでもない。彼は中国・北京大学に留学中にも手紙をくれる律儀なサムライであった。
さて、その書状(メール)の内容なのだが、「最近、畜産の勉強をしている。福島の家畜問題を解決する解にできないか、近いうちに牧場に行って畜産の現場の声、そして現状を知りたい。」と。。。「自分のブログを見てみてくれ。」とも書いてあった。早速、たかむら勉ブログを見てみる。365日、いのちと向き合ってる僕でさえ目を背けてしまうような牧場の惨状、アルピニスト 野口 健さんとの現場視察など、現場では報道以上に計り知れない事になってると悪寒が走った。「そういうことなら速いほうがいいだろうという事」、「よろこんで協力する事」を伝えた。
そして数日後、突然携帯にホットライン。「明後日、牧場に行ってもいいか?」と。即答で「大丈夫、スケジュールはアレンジする!」と僕。ただ防疫体制がシビアなので配慮してくれとお願いする。
そして。。。同志サムライの再会である!
海外渡航歴等のチェック後、タイベック防護服とシューカバーを着込んで牧場の中へ。給餌ロボットでの給餌作業を横目に畜産業界の現状や問題点、高邑くんが提案する「希望の牧場」構想についてのこと。そして何よりカロリーベースのグロス自給率→ネット自給率の考えへのシフト。つまり肥料と飼料の輸入依存度の高さの解決方法案など、つまり畜産はもちろん島国日本の農業システムの根本的な見直しについて熱く議論した。飛行機の時間ギリギリまでの一時間半足らずの時間であったが、お互いの熱い思いをぶつけ合えた貴重な時間であった。帰り際、高邑くんが「あかべこ」のキーホルダーをプレゼントしてくれた。それは福島県会津地方の民芸品で聖なる牛として崇められ、魔除けとして伝えられているという。そして僕たち2人の干支の守り神でもあるという深イイ!メッセージ性のあるものであった。
高邑くんの目は、昔と寸分違わず力強かった。男として独楽のようにブレない信念を感じたよ、高邑くん!!
「お互いサムライとしてそれぞれの道で頑張ろう!」長州のこの地で誓い合った。


長州のサムライ「たかむら勉のブログ」

takamura1
畜舎にてサムライカウボーイ”梶岡秀吉”と
長州のサムライ”たかむら勉”そして親父”梶岡春治”


takamura2
ファイヤーヒルにて


akabeko
福島県会津地方の民芸品 ”聖なる牛 あかべこ”




samurai__cowboy at 23:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2008年03月10日

新畜舎そして秘密兵器。

畜舎外観


いよいよ動き始める畜舎の外観です。



畜舎内部


そして内部はこんな感じ、歩いているのは社長です



給餌ロボット写真


そして秘密兵器 給餌ロボットの登場!!!




肉用牛ではまだまだ珍しい給餌ロボット。
外国産が多い中、メイド・イン・ジャパンにこだわり、
オカド・ハザック製をビルトイン!
国内初、事務所から無線でプログラムコントロールができる仕様。
そして100g単位の緻密な給餌コントロール。等々オーダーメイドのような設計に親身になって作成してくれたオカド・ハザックに感謝。
サムライカウボーイの強力な武器になることだろう


samurai__cowboy at 21:21|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2008年03月06日

いよいよ新畜舎竣工!

47e19e13.jpgたくさんの方々に集まっていただき、いよいよ新畜舎の竣工です!
ホントにいろんな方へ感謝、感謝。
長かったあ〜っ!ようであっという間の出来事のよう。
竣工祭も滞りなく進み、地区の方々も参加してのもちまき。
童心に返ってスーツ姿の大人たちも我先にと子供たちを押しのけお餅をゲット!!
そのあとの竣工記念パーティーでの挨拶ではいろいろな思い出が頭の中を駆けめぐり、
熱い思いがこみ上げてきてガッツリ男泣きをしてしまった。
計画・準備・実行 問題が次々に現れ、それを一つ一つ潰していく。
ホントに長かったし、ホントにきつかった
親父の偉大さにも痛感させられた4年間だった。
竣工をこの日にしたのも、親父の誕生日、しかも還暦だったから。
牧場の歴史のターニングポイントになるだろう。

ただ一つ残念なのは、大吉じいちゃんに竣工を見せられなかったこと。
工事期間中の写真を撮って病室に持って行ったりもした。
誰よりも完成を楽しみにしていた。
きっとどこからかみていてくれている
「これで終わりでないぞ、これからが大変なんだぞ」と。。。
気を引き締めて3代目として、
そしてサムライカウボーイとして兜の緒を締め直す日となった。

samurai__cowboy at 23:23|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2008年01月23日

畜舎の鉄骨2

21ad420b.jpgまたまた久しぶりの更新(^^ゞ
これはけっこう前の写真になるのですが、畜舎のメインの鉄骨が立ち上がった状態です。
今は土間も仕上がり、飼槽も半分出来上がりました。
あと堆肥プラントと堆肥貯蔵庫もできちゃってます(^.^)
写真は又後日アップしますね。
いよいよという感じになってきました!!武者震いかと思いきや、
実は先日から風邪をひいてしまって、ホントに身体が震えちゃってました(*_*)
まだちょっとグジュッてます(--;)
それでもカウボーイ(牛飼い)は身体を休められるはずもなく、
朝晩のエサやりはもちろん、牧場の作業も通常通りやらなければならない。
こんな時、つくづく自分の代わりに仕事をこなしてくれる人間が欲しくなる。
コピーロボット欲すぃ〜っ!!
この畜舎が完成すると牧場も牛が500頭近くになるので、
誰か俺の右腕になるような奴いね〜かなぁ?
我こそは!!と思う人、まじめに連絡されたし↓
farm@firehill.com
サムライ・カウボーイのプライドを一から叩き込むよ!!

samurai__cowboy at 00:54|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年10月24日

畜舎工事はじまる、そして匠の仕事!!

久しぶりの更新です(^^ゞ
何回も覗いてくれてた方すみませんm(__)m

いよいよ(やっとかな!?)先週から畜舎工事がスタートしました。
写真アップしますね。
畜舎基礎工事画像
まずは何でも基礎が大事ということで基礎工事から。
正直こんなすごいことになるとは思ってなかった(*_*)
僕自身、現場第一主義なのですが、
工事現場の作業をされてる職人さん達をみていると
あらためて感心させられることばかり。
正確性を要する気の遠くなるような作業を黙々とこなす。
僕も畜舎の改造で鉄筋を組む作業(難しいんだよね(;_;))をやったことがあるので、
その大変さは少しは認識してるつもり。。。
「すげぇな」と見入ってしまい、自分の仕事の手が止まることしばしば。
やはり自分が少しでもやってみてないとその仕事の凄さに気づかないまま
やり過ごしていたのかなぁと思ってしまった。
それだけではない、今日も午前中から1時過ぎまで工事の週例会議に参加したが、
建築士、現場管理者、複雑にリンクするすべての状況を把握しながら
スムーズに工事が進むよう工程を組み立てていき、問題が起こったら解決方法を見つけ実行計画に乗せていく。これもまさに匠の仕事だ。
こうやって違う世界に触れてみて、もう一度自分の仕事を違う立ち位置から見てみると、「この手法は畜産分野にも使えるな」とか新たな発見が生まれてくるし、
負けてはいられない、と自分を奮い立たせる材料にもなる。
これから約5ヵ月間、僕にとってワクワク楽しい異文化コミニュケーション。
完成する頃には成長できてるかなぁ〜。いや、必ず成長してやる!!

samurai__cowboy at 00:06|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2007年03月22日

ほっとタイム。。。そして山口の牛飼いたち

昨日、幼なじみがレストランに家族を連れて食事に来てくれた。
久しぶりに会った彼はすっかりお父さんたくさんいろんな話をした。
充実しすぎて忙殺されそうな毎日に、ほっとする時間をくれた友に感謝
時、同じくして先月の牛肉ティスティングに参加された方も食事に来店してくださり、
なんか心洗われる、うれしい日となった。感謝感謝である。


今日、山口県の若手肉用牛経営者の交流会があった。
今まで山口県内の牛飼いたちと話をすることは少なかったがいい機会を与えてもらった。
「色々な考え方があるな」と大変勉強になったし、何よりみんな牛が好きみたい。
でもやっぱり血統のことはわかんね〜
みんなガンバッてんな〜と感心
とにかく俺は、食べた人が思わず喜ぶ、美味しい肉をつくることで負けないように頑張ろうと刺激を受けた。
この模様は県の広報があり次第、後日リンクしますね。


samurai__cowboy at 23:24|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)